ニューデリーからトリヴァンドラムまで鉄道で行くには (4) チケット入手
支払いが完了すると、チケットのPDFをダウンロードできます。
細かい字で色々書いてますが、特にインドの鉄道だからと言って不条理なルールがあるわけでもないです。
因みに、チケットの情報はSMSで送られてくるのでこのPDFを印刷・提示する必要もありません。予約確認書です。
もしもキャンセルが必要な時はWebサイトからキャンセルできます。INR70手数料が引かれて返金されます。
出発前日には車両とベッドのナンバーが掛かれたSMSが届きます。電車の運行スケジュールに変更がある場合もSMSが届くらしいです。
トリヴァンドラム行きのRajdhani Expressは、有名な？メインバザール近くにあるNEW DELHI駅ではなく、NIZAMUDDINから出発します。間違えたとしても致命的な遠さではないですが、乗車駅はよく確認してから駅に向かいましょう。
NEW DELHI駅程外国人を見つけて「今日は駅構内を通り抜けできない」とか「デモがあるから危険」等々、声をかけてくる面倒な人もいませんでした。
電車に乗る為に、又は電車を降りたので自分の荷物を運ぶのに忙しい。又は、そんな荷物を運ぶポーター達が忙しそうで、外国人に声をかける暇な人はいないようでした。
いよいよ出発です！
インドビザは自分で申請しましょう！ e-visa申請方法解説します(1)
2019年3月から、インドの日本人に対するVISAの規定が変更になりました！
インターネットで申請すると365日有効マルチエントリー
皆さんご存知のように、世界中でもかなり強い部類に入る日本のパスポートですがまた少しパワーアップ！笑
インドのVISAのシステムはかなり複雑というか、インドにありがちな一貫性がないというか…US国籍だと10年間有効のVISAが取れたり、アルゼンチン国籍はVISAフィーが要らなかったり、逆にUKやカナダはVISAフィーが高かったり（一説によると、インドからの地理的に遠いと高いらしい）
そんな中で、日本人・韓国人はアライバルVISAが取れます。INR2,000。
（デリー・ムンバイ・チェンナイ・コルカタ・バンガロール・ハイデラバードの空港での入国限定です）
こちらも充分便利ですが、最長60日までの滞在で再入国は１回です。
e-visaの場合、USD25.00。若干高いですが、最長179日まで滞在出来て再入国の回数の制限はありません。
（そんなにインドを行ったり来たりする日本人がどれほどいるか分かりませんが）
因みに、窓口申請の場合180日有効のビザになります
場所：東京大使館又は大阪領事館（居住地によって違います）
▲申請と受領の２回訪問
▲パスポートを預ける
▲窓口での待ち時間が長い（大阪領事館は1-2時間待ちました）
〇申請料1,550円
申請と受領の２回、平日に行く必要があります。インターネットなら24時間いつでも好きな時に情報を入力して、クレジットカードで決済すれば完了です。
早速e-visaを申請しましょう！
申請料はUSD25.00です！
高額な料金を請求するニセe-visaサイトがあるようです。
USD25.00以上払ったらダメですよ！！！（+カード決済手数料）
こちらですよ！
https://indianvisaonline.gov.in/evisa/tvoa.html
手順としては、
①オンラインで申請
顔写真とパスポートの写真のページのアップロードが必要です
②オンラインでVISAフィーの支払い
クレジットカードで支払い出来ます
③ETA受領
Electril Travel Authorizationがメールで送られてきます
ETA=電子渡航認証、VISAが発給されているわけではありませんが事前に入国が認証されています。入国時にこちらを提示することでVISAが発給されます。
④インドへ出発！
メールで受け取ったETAを印刷してインドへ向かいます。
入国時に「e-visa」カウンターでパスポートとETAを提示すると、パスポートにe-visaスタンプを押してもらえます。
但し、下記以外の空港・港で入国する場合は使えません。陸路でインドを目指す場合以外は大丈夫だと思いますが念のため…
AHMEDABAD
AMRITSAR
BAGDOGRA
BENGALURU
BHUBANESHWAR
CALICUT
CHANDIGARH
CHENNAI AIR/SEA
COCHIN AIR/SEA
COIMBATORE
DELHI
GAYA
GOA AIR/SEA
GUWAHATI
HYDERABAD
JAIPUR
KOLKATA
LUCKNOW
MADURAI
MANGALORE AIR/SEA
MUMBAI AIR/SEA
NAGPUR
PORTBLAIR
PUNE
TIRUCHIRAPALLI
TRIVANDRUM
BARANASI
VISHAKHAPATNAM
顔写真とパスポートコピーのデータを準備したら入力を始めましょう！
顔写真についての注意事項
- フォーマット：JPEG
- サイズ：最小10KB-最大1MB、縦・横350ピクセル以上
- 最近の写真を背景は白で
- パスポートの顔写真のページをスキャン等したものは不可。鮮明な正面からの顔写真を白（又は明るい色）の背景で
- 顔写真が鮮明でない、上記の仕様を満たしていない場合申請は却下される場合があります
背景について、
原文ではwhite background（白の背景）と書かれいて、また次の行で再度preferable white/light cloured background（なるべく、白・明るい色の背景が望ましい）と書かれています。light clouredの基準が難しいですが、領事館の窓口申請ではパット見白以外は受け付けてもらえません。薄い水色等も不可です。
白をお勧めします。
パスポートコピーについての注意事項
- 名刺、招聘状等アップロードする書類は全て英語であること。違う場合は申請が却下される場合があります。
- フォーマット：PDF
- 最小サイズ：10KB
- 最大サイズ：300KB
- パスポートアップロード：写真ページ（名前、生年月日、国籍、有効期限等個人を特定する情報が記載されているページ）
- 写真ページの詳細は入力した内容と一致している事
- アップロードした写真が鮮明でない、上記の仕様を満たしていない場合申請が却下される場合があります。
入国予定日４日前までに申請が必要です。申請に必要な「インドへの入国予定日」が４日後以降でないと入力出来ません。入国前日では間に合いませんよ。
入力を始めるには画面下、左から２つ目をクリック！
ニューデリーからトリヴァンドラムまで鉄道で行くには (2) チケット購入編 - 1
電車でGO！（古い）と決めたらチケット購入です。
当時、わたしはインドで現地採用で働いていてインドの電話番号、銀行口座を持っていたので海外からの予約の方には役に立たないかもしれません。すみません。
インドの鉄道チケットを予約するには、Indian Railwaysへの登録が必要です。
https://www.irctc.co.in/nget/train-search
登録・ログインしないと運賃・空席照会に進めません。
登録時点でインド以外の国を選ぶとINR100登録料が発生するようです。支払いもインド国外のクレジットカードを登録できるのかよく分かりません。ごめんなさい。
ニューデリーからトリヴァンドラム（セントラル）までAC付き1ST Classを探してみます。
Rajdhani Expressは火・水・日曜の出発です。他の列車も表示さ
れてますが更に時間がかかるようです。この辺りはスケジュールの都合やお好みでしょうか。
料金と空席状況をチェックします。
INR 7,770です。
10日以降はAVAILABLE-003,004等表示されているので３席、４席まだ空席があります。
３日、７日、９日はGNWL/AVAILABLEとなっているので空席なし、ウェイティングリストに申し込む事になります。
GNWL...G? N? Waiting Listですよね。GとNがよく分かりません。インドはこういう略語表記がメチャメチャ多いです。そして、現地の人がみんな分かってるかというとそうでもないようなので、分からなくても気にしなくて大丈夫です。
７月10日を予約しましょう。
Book Nowをクリックすると、乗客の詳細を入力する画面に替わります。
入力してみるとこうなります
左上から
①名前
日本人の感覚だと正しい名前。パスポートどおり一文字でも間違えるダメなんじゃないか?て思ったりしましたが、そうでもないようです。乗務員が検察に来るので、呼ばれたときに自分と認識出来れば大丈夫そうでした。
②年齢
③性別
④寝台の上の段か下の段か
上の段の方が安全な気がして上の段を予約しましたが失敗でした。
２段ベッド x ２台の４人でシェアするキャビンですが、上の段を予約してしまった場合、下の段の人が昼間もゴロゴロ寝転んでいる場合に居場所がなくなります…自分の場所である上の段のベッドで寝転ぶしかなくなる…自分が下の段でも容赦なく上の段の人が腰かけてくる可能性もありますが、一応自分の場所って優先権を主張出来る気がします。
⑤ベジ・ノンベジどちらの食事にするか
1st Classは食事が付いてきます。毎食というか一日３食以上。モーニングティー？朝食、昼食、午後のティー、夕食。ここで選択しても、毎食毎食どちらにするか聞かれました。
２段目
⑥国籍
ここを入力すると、次のPASSPORT/TRAVEL DOCUMENTの欄が出現します。と同時に、インド人以外は旅行保険の対象にならない旨のメッセージが表示されます。
⑦パスポート番号
⑧Senior Citizen Concession
ある程度の年齢以上の方だと「なにか」があるようですが、まだその年齢に達してないので分かりません。
⑨Add Passenger
お連れの方がいらっしゃいましたら、こちらから追加してください
⑩Traveling with a Chilid below 5 Years of age...
5才未満の子どもさんをお連れの場合はこちらから追加してください
次の部分が難解です
⑪book only if confirm berths are allotted
確定した寝台が割り当てられた時だけ予約？
⑫preffered Coach ID
希望の車両？
The berths will be allotted based on the system logic, depending on availability at that point of time. If you need assured Lower Berths or assured compact accommodation (in same coach), please select one of the options*.
寝台はその時の空席具合によってシステムのロジックで割り当てられます。もしも、どうしても下の段又は同じ車両のコンパクトキャビンが必要な場合は、以下のオプションを選択してください。
- なし
- 同じ車両で寝台が確保出来る場合のみ予約する
こちらの欄については、インドの知恵袋的なサイトでも質問が寄せられていました。
が、結論
book only if confirm berths are allotted
確定した寝台が割り当てられた時だけ予約？
そもそも、1st Classは席数＝寝台数なので予約が可能な時点で寝台は確保できます。
preffered Coach ID
希望の車両？
1st Classは１両しかありませんので無視
The berths will be allotted based on the system logic, depending on availability at that point of time. If you need assured Lower Berths or assured compact accommodation (in same coach), please select one of the options*.
寝台はその時の空席具合によってシステムのロジックで割り当てられます。もしも、どうしても下の段又は同じ車両のコンパクトキャビンが必要な場合は、以下のオプションを選択してください。
book only if confirm berths are allotted
インドの知恵袋的なサイトでこちらにチェックを入れておくと、どうしても下の段を予約したい場合、ダメな場合は自動的にキャンセルになる。という意見もありましたが、
が、最終、寝台の割り当ては前日に決定するようで、前日になって希望通りじゃないからキャンセルした。って言われても困ります。なので、外国人にとっては現実的じゃない選択肢ではないでしょうか。
なので、結局特に何も選ばないというのがよいかと思います。
⑬Travel Insurance: インド人じゃないのでNoしか選べません
⑭GST Details: インド人若しくはインドで税金を納めている人用です
⑮携帯電話の番号
出発前にチケット、車両ナンバー、キャビン・ベッドのナンバーがSNSで届きます。
当日はSNSのチケットがあればOKです。窓口に行く必要はありません。
（駅構内に入るのに改札・チケットのチェックはありませんでした。チケットで列車のナンバーを確認して、掲示板でプラットフォームを確認して直接乗り込むだけです。）
Capchaを正しく入力して次のページへ！
このページではアルファベットと数字を入力するだけですが、計算式が表示されて解を入力するというキャプチャがたまに出現します。632-59=みたいな...
ニューデリーからトリヴァンドラムまで鉄道で行くには (3) チケット購入編 - 2
先ほどの入力の確認になります。
因みに、ニューデリーから乗車しますが駅は H NIzamuddinになります。バックパッカーが集まるパハールガンジ（メインバザール）のニューデリー駅とは違います。（詳細は別途）
内容を確認したらいよいよ支払いです。
支払い方法は色々と選べるように見えるんですが、実質インド国内の銀行口座を持っていないと使えないものばかりです。すみません。
インドではクレジットカードはまだあまり普及しておらず、銀行口座から直接引き落としされるデビットカードの方がメジャーかと思います。
が、そもそも銀行口座を作る＝納税者番号が必要＝きちんとした会社組織（会社がきちんと登記されていて納税もしてる）に勤めている状態。
そんな人がインドの人口の何割位いるんでしょうか…（語弊があるのは承知のうえで）ある程度の家庭に生まれても、高校を卒業してその後の教育を受けるでもなく、働くでもなく親の勧めるままに結婚する女性も多いようです。男性だと大学に行ったり、就職したりしますが、女性はちょっと古い言い方ですが家事手伝いを経て結婚。結婚後は「西洋的」なファッションは諦めてインドの伝統的なサリー等を着用という女性も多いようです。
本題に戻ります。
インドでは「クレジットカード」と書かれていても、インド国外で発行されたカードが使えないことが多々あります。VISAと書かれていても、インドの銀行が発行したデビットカードにVISAのマークが付いているものだけが使えたりします。
インドルール強し...
普段海外旅行はクレジットカードのキャッシングを使用されている方も、多少の現金は準備された方がよいかと思います。
デリー等都会ではインド国外で発行されたクレジットカードが使える場所も多いですが、少額の場合（マクドナルド等）日本のクレジットカードは使えない場合があります。
無事決済できた場合...つづく
ニューデリーからトリヴァンドラムまで鉄道で行くには (1)
ニューデリーからケララ・トリヴァンドラムまで鉄道に乗ってみました。
地図でいうと、ココからココまで。
ほぼインド縦断です。電車の通るルートによって若干の差はあるようですが、わたしが乗車した2019年3月5日発のRajdhani Expressは3,149km 42時間30分の行程でした。
「Rajdhani」という特急がインドの鉄道のなかでは一番速いです。ほかにもいろいろExpressと名の付くものはありますが、Rajdhaniと名前が付いているものがどの路線でも最優先らしく、時間もほぼ正確です。
デリー・トリヴァンドラム間は1st Classを選んだらこのRajdhaniしか該当しませんでした。ちなみにKerala Expressという名前もズバリの特急がありますが、こちらは50時間以上かかります。
飛行機に乗ると直行便だと３時間半で行けるんですが、なんてったって3,149キロメートル！日本だと北海道から沖縄までの距離なので、日本でこの距離を鉄道で移動することは出来ません。乗るしかない！
インドの電車って危ないんじゃないの！？ってよく聞かれますが、1st Classだと大丈夫なんじゃないかと…
他の路線は分かりませんが、このデリー・トリヴァンドラム間の場合、INR 7,700 なので、実は飛行機に乗るのと同じ位お金がかかります。なので、1st Classは敢えてこの距離を鉄道に乗ろうと決めた奇特な人達の集まりです。
私が乗った時には、外国人旅行客、一回乗ってみたかっただけのインド人旅行客、そして同じキャビンで過ごした人はデリーからケララに引っ越すので、荷物を運ぶために不本意ながら40時間の鉄道の旅をしているお医者さんの卵でした。
2nd, 3rd Classの状況は良く分かりません。というのも、1st Classは他の車両と繋がってませんでした。隔離？
1st Classより後ろの車両は貨物車で人は乗れません。前の車両に行くには乗務員用（食事を準備する為の場所かも）のキャビンを通らなくてはならないので、こちらも基本人は通れません。
同室のインド人は大丈夫なの！？て言われますけど、そこはもう世界中どこにいても同じです。隣り合わせた人がまともな人かどうかは運です。
但し、女性の方は現地の文化に配慮した服装をお勧めしたいと思います。時々、かなり開放的な服装の外国人の旅行者を見かけますが、現地の女性は肌は見せません。暑くても腕も脚も隠す！フルレングス！
クルティ（上の服）+ レギンス + ドゥパタ（スカーフ）全部でINR500あれば揃います。そして、日差しが強いので肌は出さない方が暑く感じないと思います。
是非、現地の装いを！
情報発信の意味を誤解しておりました！
数週間前の事です。
ネパール・ ポカラにいました。
ポカラって昔から外国人旅行者も多くて外国人向けのレストランも多いんですが、意外と情報が少ない…日本語の情報が少ない…
今日どこに食べに行こうかなーって思って、インターネットで調べてもあまり情報がないんです。ポカラについて書かれたブログもあまり多くなく。
「あー。誰かちゃんとネットに情報アップしてよー。」って。あれ？私もしてない。
いつも誰かが残してくれた情報を利用するだけ…
旅行のブログってなんだか「旅自慢」みたいに思ってました。
すみません。
皆さん、とっても有益な情報を残してくれてたんですよね。
わたしの経験が少しでも誰かの役に立つ事を祈って書き留めておきたいと思います。
